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宅建は独学初学者向きの資格か? [2016 年度: 宅建 (2回目)]




nanami.jpgこれまでブログにて、宅建試験に関して色々と書き綴ってきましたが、実際に合格しない者が下手なことは書けないということで、取り上げている教材学習方法については、あくまで仮説や願望の域を出ませんでした。

今回(28年度試験)おそらく合格できたでしょう、ということで、今後は私と同じような立場の独学者・初学者の方向けに、もう少し掘り下げた内容を書いて行けたらと思います。




宅建と言えば、それなりに知名度もある公的資格で、難易度も余り高くなく取得しやすい、というイメージがあるのか、人気資格ランキングでも上位に出てきますね

よく見たら、英検やTOEICのような語学系を除いたビジネス系資格の中では、FP、簿記、銀行業務に続いて第4位に付けています。

ただ、これから何か資格取得を、と考えている方は、本当に宅建で良いのか(≒簿記やFPではダメなのか)について、慎重に検討された方が良いかもしれません。

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努力が報われるとは限らない宅建試験

宅建の合格率は概ね15%程度で、合格率が数%な超難関資格に比べると一見、取っつきやすそうです。

(私自身、もし宅建の合格率が5%を切るような難易度だったら、受験を考えなかったと思います。)

ただ、宅建の場合、合格基準点をクリアすれば合格という絶対評価方式ではなく、受験者の上位○%に合格付与という相対評価方式なのですよね。

去年(27年度)のように6割程度で合格という年もあれば、今年(28年度)のように7割得点しても安心できない、という年もあり、絶対評価の試験と比べると、これだけ頑張れば合格できる、ということが言いづらい試験です。

(私の去年(27年度)のケースでも、同じような得点率で、行政書士は合格で、宅建は不合格でした。)

こういう合格ラインが安定しない仕様の試験の場合、受験する側としては、簿記やFP、情報技術者のように年に複数回実施されれば多少はマシなのかもしれませんが、宅建の場合、受験チャンスは年に1回だけですので、たったの1点に一喜一憂させられることとなります

こういった点も、宅建試験を見かけ以上に難関試験たらしめている要因で、ネットで見ていても、ちゃんと勉強準備して臨んでいるにも関わらず、2連敗・3連敗している人が少なからずいることも頷けます。



受験(合格)後1ヶ月で忘れてしまうような知識が合否を分ける

試験勉強で理想的なのは、修得した内容が実務で役立つことや、努力が報われることではないかと思います。また、些末なことに囚われるのではなく、出題の各種論点について、制度趣旨や目的、意義といった本質的なところについて理解が得られて、知的なレベルアップを図れつつ試験にも合格できれば、言うことなしではないでしょうか。

ただ、相対評価方式の宅建試験では、案外これが難しかったりします。

一例を挙げますと、

★ 「超」か「以上」か(建物等の高さや面積、金額)
★ 「1週間」か「2週間」か(〆切期限)
★ 「指導監督処分のみ」か「指導監督処分+罰則あり」か(罰則も「懲役あり」か「罰金過料のみ」か)
★ 「必要的規定」か「努力義務」か

宅建試験で、ボーダーライン上で僅か1-2点に泣くという方は、きちんと基礎学習や問題演習も行っておられ、いわゆる理解学習を疎かにしているということも決してないと思うのですが、こういう枝葉末節な点で足元を掬われてしまっているという方が少なくないかと思います。

そういえば、今年(28年度)も色々と重要な法改正がありましたが、

★ 農地転用許可の許可権者の変更
★ 電力小売全面自由化絡みでLPガス等に関する情報提供
★ 空き家対策関連

これらは一例ですが、近年の法改正の中には、別に建築や不動産が専門でない一般人向けのニュースでも見かけたことがあるようなテーマも散見されます。単に試験のためだけの勉強に留まらず、実経済や社会生活にも注意を払って意識高く勉強していた人も多かったかと思いますが、残念ながら今年(28年度)試験では全く出題されず、上記のような枝葉末節な点が合否を分けることになったかと思います。

こういった事項について、(難関)公的資格試験なのだから当たり前と割り切れて勉強や受験を継続できるという方であれば問題ありませんが、正直バカバカしいと感じてしまう方には、宅建は不向きな試験と言えるでしょう。

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狭く深く学ぶことが求められす

人気の公的資格は、どれにしても何らかの(個別)法制との関わりがあって、専門性(の修得)が求められるわけですが、それでもゼネラリスト型のものとスペシャリスト型のものに分類できるかと思います。

前者(ゼネラリスト型)が性に合っているという方もいれば、後者(スペシャリスト型)が性に合うという方、人それぞれかと思いますが、宅建は明らかに後者(スペシャリスト型)の試験であるということを踏まえた上で、受験するかどうか決めた方が良いです。

宅建を取得すると会社から手当が出るとか、不動産業界に就職・転職したいという方であれば、少々過酷な試験であっても、理不尽な不合格という目に遭っても頑張れるでしょうし、最終的には報われるかと思います。

それに比べますと、一般常識程度に不動産のことも知っておきたい、将来、夢のマイホームを買うかも知れないので基本的なことは知っておきたい、悪徳(リフォーム)業者に騙されないよう最低限の武装はしておきたい、といった程度の動機でしたら、宅建試験よりもFP試験の方が、貴重な時間や労力、お金を無駄にせずに済む確率大です。




宅建試験について、少々ネガが入った記事になってしまいまして、お読みになられて不快を感じさせてしまった方には申し訳ありませんでした(謝)。

(楽勝資格というイメージとは違って)実際の宅建試験は、半端な覚悟で受験に突入すると痛い目に遭いますよということを言いたかっただけですので、宅建資格の価値を貶めたり否定することが意図するところではありません。

次回からは、それでも宅建合格に向けてチャレンジしたいという方向けに、具体的な勉強法等々について、できるだけポジティブな記事を書いていきたいと思います。








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